浦大輔プロと奈良県内の練習場へ行く機会があり
当時も相変わらずのすさまじい球を打つ彼のスイング、球に見とれながらも
「何のグリップを使っているんだろう」
「道具へのこだわりもすさまじいから、きっとグリップもこだわっているに違いない」
そう思い、聞いたところ・・・
某海外メーカーさんのグリップを使用していました。
彼に使用の理由を聞くと
「いや、これ使ってるけど正直他にマシなのがないねん・・・」
と驚く回答がありました。
学生時代から、もっと言うと少年時代からゴルフ競技を行っている彼や
他のプロやトップアマ、プレーの技術やクラブ自体の開発技術が
上がってきているにも関わらず、かつてのモノづくり大国であった日本の
面影がここには無いのかと少しショックでした。
「一回作ってみるから、また連絡する」
「マジで!?作って作って!」
当時は確かこのような会話でした。
その会話のあと彼は東京へ帰っていきました。
そして私はゴルフグリップの開発に進んでいき、
いくつもの高い壁を感じることになるのですが、まだこの頃はそんなことは
これっぽっちも考えていませんでした・・・③へ続く